ここまで違う?アップライトとグランドピアノの違い

購入する前・試弾する前に知っておこう

よく「グランドピアノは良い」、「本格的に習うことを考えているならグランドで」という話を耳に挟むことが多いグランドピアノ。しかし、「なんとなく楽器自体が大きいからよく響くという程度で、それ以外はそんなに違わないでしょ?」と思っている方もいるかもしれません。ここでは、グランドピアノがアップライトと比べて優れている点を見ていきましょう。

演奏性能に差が出る、ハンマー機構

グランドピアノは鍵をおさえるとハンマーが上方向に押し上げられ、ロスなくピアノ線がヒットできるため最小~パワフルな音を表現できます。その結果、素早い連打が可能で16分音符や32分音符など同音連打にも繊細に対応します。一秒間に約14回以上という驚異的な数値。

反対に、アップライトの場合鍵のおさえる方向とハンマーの押し上げられる方向が同じではないため、時間もパワーもロスしてしまい、素早い連打とレンジの幅を犠牲にしてしまいます。1秒間に最大7回程度と、およそ半分にまで下がります。これにより表現の幅のせまさが生じてしまい、明確な性能差が発生してしまいます。

ペダル機構にも差がある

音量をおさえたり、音を伸ばしたりして表現の幅を広げるペダル機構にも違いが見られます。グランドのダンパーペダルは、ハンマーがピアノ線を叩く方向の反対側から弦をおさえます。そのため、音を止める点においても理にかなっています。しかし、アップライトの場合はハンマーが叩く方向と同じ方向からおさえるため、どうしても静音性が落ちてしまいます。

楽器本体による音の響きにも差が

グランドピアノは、その大きさからピアノ線を長くとれるため、余裕のある響きと低音が得られます。アップライトではサイズによる差の他、壁面に設置するという傾向もあわせて、音がこもりがちです。

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